Happy Holidays ! | 愛しいカンケイ
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Happy Holidays !

【2012.12.07 Friday 09:46
ビーチサンダルをはいたサンタクロースが飾られ、
椰子の木もクリスマスの飾りをつけてすっかりお粧し、
町角や家々の雰囲気がすっかりホリデーめいてきました。

我が家にも昨日クリスマス・ツリーがやってきて、
さっそくツリーの横に陣取った娘は、本を読みながら、
本物のツリーのあの香りにご満悦。
香りで覚える季節の行事は、日本も同じですよね。


私は十二月前半は、日本向けの仕事が
年末に向けて忙しいのが定番、
子どもたちは学校や習い事がほぼ月の半ばに
終わるので、これまた用事が満載。

特にマウイ島では「ナー・メレ・オ・マウイ」という、
マウイ島の歌をテーマにした、小学校から高校生までが
参加する合唱コンクールがあり、
娘の学校はほぼ例年出場するのですが、
中学生になったばかりの娘、最前列で歌うことになり、
大変はりきっております。


夏のはじめに小学校を卒業し、
小学校卒業祝いと約二ヶ月もある夏休みをかねて、
日本に四回目の一人旅をした娘は、
夏の終わりにすっかり大人顔になって、
中学校生活をスタートしました。

マウイ島は何故かたくさん小学校があるわりに、
中学校が少ないため、どこの中学校もかなり大規模。
娘はクラ・カイアプニというハワイアン・イマージョン
プログラムに所属しているので、一クラスのみ。
クラスメイトも幼稚園からほとんど変わらず、
顔見知りの先生に囲まれ、のほほんとしているのですが、
ランチタイムばかりは、大勢の中学生に囲まれるらしく、
中学校初日はランチを食べそびれて帰ってきました。

どうやら、生徒はすべてバーコード入りの学生証があり、
親が払うランチ費用はすべて生徒のアカウントへ、
ランチを食べるカフェテリアではバーコードをスキャンして
ランチ代を払うというわけです。
娘のいた小学校は彼女たちのハワイ語のクラスと
もうひとつの普通クラスしかない小さな小学校だったため、
バーコードの必要性はなく、アナログ運営でしたから、
学生証、バーコード、スキャン、の三拍子に
すっかり調子がくるったようでした。


思い出してみれば、娘が小学校にあがったとき、
初日に家に帰ってきて言ったのは、
「ランチをベルがなるまでに食べ終わらないと、
ランチを捨てないといけないの!」でした。
私と同様に食べるのが遅く、幼稚園のときは、
遊び時間になっても食べてるのんびり屋だったので、
それは大きなカルチャーショックだったようです。

小学校の初日のときも、中学校の初日のときも、
ランチを食べそこねて、お腹はすいて、
家に帰って少しほっとして、食べそびれの文句言って、
私は急いで娘のお昼ご飯を温めてあげるという、
繰り返しというわけです。

ホリデーのシーズンは忙しくて、の一言を飲み込み、
季節が変わらず巡ることを、感謝したいと思います。

さて今年、いつもと違ったホリデーシーズンの
はじまりがありました。


十二月一日に「レイ・オブ・アロハ」、
私の所属しているフラ・ハーラウの
パーウー・オ・ヒイアカのファンドレイジング
イベントがあったからです。
年に一度のファンドレイジングとして、
半年ほど前から着々と準備が行なわれ、当日は、
フラ、ミュージック、詩の朗読、ギフトショップに加え、
毎年このイベントに場所を貸し出してくださる、
私の大好きなベッド&ブレックファスト、
オールド・ワイルク・イン・アット・ウルポノが
準備をしてくれる食事とデザート。

どんなイベントであったかは、
私が語るよりも、私が招待したゲストからの声を
お伝えしたほうがいいかもしれませんね。

「フラダンサーがテーブルのすぐ横で
いい香りのするレイをまとって踊る、
はじめから終わりまで続いたハワイアン
ミュージック、マウイ島の曲、クリスマスソング
ドン・ブランディングの詩はどれも心に響き、
心のこもった食事はどれもお腹にやさしく、
ギフト・ショップでは手作りの品々が並ぶ、
リリコイ・バター、ハーブで作ったリース、
クリスマス・カード、どれもここでしか買えない。
歴史あるオールド・ワイルク・インの敷地のなかで
まるで時間がとまったかのように、
“もてなし”の心を目で見て、耳で聞き、
ただただ心と体をそのなかに浸したような感覚、
涙がこみあげてばかりで、サングラスが外せなかった」


私が今年六月に引っ越しをしたことは、
このブログにも書いたかと思うのですが、
大家さんのボブとエロイサを招待したのです。
これはボブからのコメント。
70歳のボブと私の両親と同い年のエロイサは、
朝早くから庭のお掃除をはじめる働きものの夫婦。
家で原稿を書く私のために、私の机から見えるところに
花をうえ、部屋に飾る花をかかさず届けてくれて、
庭で野菜や果物を育ててはシェアしてくれる
私たちの毎日を支えてくれている大家さん。

Happy Holidays !
十二月のこのひと月、この言葉が飛び交うことは、
私たちの一年間のいろいろな出来事を、
すべて温かい何かに変えてくれる時間なのかもしれません。


私の大好きだったクム、
アンティ・ケアラは大のホリデー好きでした。
ホリデーの準備は十一月からはじまり、
クリスマスはツリーを五本も飾り付けるほどの懲りよう。
彼女は家族が集まるHappy Holidays を
何よりも大事にした人でした。

「レイ・オブ・アロハ」の前日、
それぞれが身につけるレイを準備をしていたとき、
娘がふとこう言いました。

「プルメリアの花のレイがいいな。
アンティが好きだったでしょ」

その日、私はレイをすでに六本作っていました。
それはミュージシャンのためのレイでしたから、
私と娘の分では、これからというときでした。
夕方になりはじめ、これから花を取りにいくよりは、
家のティ・リーフでいいかなと思いはじめたとき、
娘からのこの言葉。

「そうだね、アンティも一緒に連れて行こう」

車を走らせて、近所をまわると、
プルメリアの花が一番少ないこの時期に、
桜色をした大きなプルメリアの花を咲かす家を発見。
さっそく家のドアをたたくと、家の方が
喜んで花をとらせてくれました。

夜、娘と一緒にプルメリアの花のレイを二本、
プルメリアの花飾りも作り、大満足。
桜色のプルメリアのレイはイベントの当日、
一日中しゃっきりと美しく、甘い匂いを漂わせました。

イベントも終わり、片付けをしているころ、
ハーラウでも指折りのレイ作りの名人で、
当日は一日中クリスマスリースやレイを
作り続けたキャシーが、
「愛のプルメリアのレイとヘア・ピース、
今日一日中すごくきれいでいい匂いだった。
上手に作ったわね」と褒めてくれました。
彼女の作るレイに比べたら、
糸を通すだけのプルメリアのレイはシンプルな作り、
私はすっかりうれしくなってしまいました。
キャシーは、レイの細工だけではなく、
花を選んで摘んだこと、花の美しさを保たせるコツを
生かしたことなどを褒めてくれていたのですから。


誰かに心をこめて、「レイ・オブ・アロハ」、
今年一年間の感謝を伝える十二月に、
できるだけたくさんの人に、物事に、感謝の言葉を
伝えていかなくてはと心に誓う今日でした。
author : jingujiai
| LOVE our life | comments(4) |

この記事に関するコメント
愛ちゃん、

アイナの成長振りがまぶしね。
子どもたちの成長は本当に、すくすく、すくすく、音がするようです。

アイナと愛ちゃんがアフリカに来るのをキリンのように首を長くして待っています。アフリカの自然をアイナに見せたいなぁ。
| 峰子 | 2012/12/12 12:14 AM |
日本もいよいよ師走らしくなってきたよ。
年末に近づくと、その1年を振り替えって、感謝の気持ちいっぱいになって。
そうやって1年1年過ぎてくよね~。

最近ね、FBでマリが私を見つけてくれてまた連絡取ってるの♪

愛は日本には来なそう?
愛にも会いたいなぁ♪ヽ(´▽`)/

食べるのゆっくりだけど食いしん坊なアイナ♪愛みたいだね(笑)ふふふ
| まいこ | 2012/12/12 9:32 PM |
峰子さんとの再会、本当に楽しみ!
アイナはすくすく、峰子さんところみたいに、
親のサイズからすると破格の大きさ;)
カンジもショウコちゃんも、私からすると、
長く会ってなくても根本を知ってるから、
今度会ってもすんなり遊べそうなのよね。。。
キリンの首、私もだよー。
よい年末&お正月をね!
峰子さん、いつもどうもありがとう!
| 愛→峰子さん | 2012/12/22 4:13 AM |
ははは。大食いは変わらないけど、
最近昔みたいには食べれなくて、くやじいいい!
アイナは昔の私たちみたいだよ、体育会系のさ、
部活やって、一日四食、五食は軽くって!
日本、4月に仕事で行くかもしれなかったけど、
他の出張とだぶって、キャンセルしたのー。
なかなかねー、ははは。居心地よすぎるのかも!
まいこもこっちくるときは寄ってね!
| 愛→まいこ | 2012/12/22 4:16 AM |
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神宮寺 愛
writer & coordinator
(J.U.One Corporation)
'ōlapa(Pā'ū O Hi'iaka)
@ Maui, Hawaii