LOVE our life | 愛しいカンケイ
夏の胸騒ぎ

【2013.04.27 Saturday 04:20
 マウイはすっかり初夏です。
冬の雨季の間に降った雨を大量に染み込ませた大地が
今、ぐんぐんと植物を育てているのが目に見えます。

といっても、私に見えやすいのは食べ物、
ということで、マンゴー!
山梨生まれの果物フェチのワタクシが予想しますには、
今年はここ数年にないほどのマンゴーの季節が
やってくるに違いないのです。
島中のマンゴーに例年にないほどの花がさき、
どうやらちゃんとうまく実になったようで、
小さなマンゴーたちがぶらんとぶらさがってるな
と思ったら、それがどんどん膨らんできているんですねー!

このマンゴーたちはラハイナから

ハワイに旅行された方で気がついた方も多いと
思うのですが、常夏ハワイのトロピカルフルーツ
といっても、やはりそれぞれ旬があるのです。
バナナやパパイアなどは比較的一年を通じて採れますが
みんなが食べたいマンゴーは夏のみ。
マンゴーの種類や、その年の天候などで
ときどき、年に二回ほど実をつける木もありますが、
ハワイで採れるマンゴーの旬は夏なのです。
もちろん、旅行者の方が楽しめるように、
お店やレストランなどでは、
メキシコなどからの輸入品マンゴーをおきますけれど。

ハワイには約60種類以上のマンゴーが育っていると
いわれていますが、私のお気に入りは何といっても
ヘイデンという種類のマンゴーと、
あとはマプレフという種類ですね。
ヘイデンは種が小さめで濃厚なオレンジ色の果肉、
香りがとにかくよくて、果肉もジューシーですが、
香りを食べてるような気分にもなって、
食べてると、五感がフル活動するんです。
マプレフは果肉が濃い黄色、
ヘイデンの第二世代として育てられたマンゴーなので、
味は似ていますけれど、繊維が少なく、ジューシー。
私はこのマンゴー親子が大好きなんですよね〜。

と、いきなり、食べ物のことではじめましたが、
2013年が無事にはじまって、もう三分の一。
起承転結の「起」は終了というわけで、
昨年の終わりにたてた2013年の目標とやらを、
片目つぶって見てみれば、
うーむ、まあまあだ、とちょっと安堵。
そして、両目をあけてみれば、
んー、ここはもっとこう、あれはもっとここが、
と、でてきましたよ!

でも、ぶつぶつと口には出さないんです。
もし、出すとしたら、具体的に、
「私は、○○を○○したいので、○○します」
そのほうが、やるときは、やるという
私の性格にあっているんですね。

例えば、私は、雑誌や新聞、ウェブサイトなどの
ライターもしますし、メディアの取材コーディネートや
イベントやプロジェクトのコーディネートもします。
イベントやミーティングでの現場での通訳、
原稿をいただいての翻訳の仕事もします。

フラダンサーとしては、踊ることもあれば、
ハーラウで管理している土地を維持するための仕事を
しているときもあり、ワークショップやイベントの
お手伝いもあります。

マウイ・アート&カルチュラル・センターにて

家では家事と庭仕事もありますね。
結構盛りだくさんなのです。

家で採れる野菜たちは、美味しい〜

ところが、最近新しい種類の仕事が本格的に
継続的にやってくるようになりました。
それは、家具や、家のなかの棚などの修復の仕事です。

島である以上、マウイ島で家具を買うのは
リーズナブルではありません。
質の高い家具ではないものでもかなりの金額がします。
なので、すでにある家具を直して使ったり、
リモデルするのは、賢い方法ですよね。
家の棚やカウンターなどの建築材も同様です。

我が家の家具も、新品のものをお店から買ったのは
私達のベッドとソファーだけです。
知り合いから譲り受けたり、作ったりしたものが7割。
でも、それらを見た知人が、
どこで買ったの?と、びっくり。

テーブルはやっぱり木が一番!

そこで、私が修復する前の状態の写真をみせたら、
さらに驚き、仕事を依頼をくれるようになったのです。
素材にあった研磨の道具や塗装の材料、
家具のサイズを変えたり、調節をするための道具など
だんだん詳しくなってきました。

家にもともとあるダイニングテーブルや椅子、
使い古されたようにみえるキッチンの棚、
ちょっと手間と愛情をかけると、
すっかり見違えるんですよ。

うれしいのは、私がキッチンの棚を
リモデルさせてもらった家のお客様が、
そのあとご自分で窓枠や壁なども工夫されて、
ものすごく素敵なキッチンになったお礼の連絡を
くださったことですね。

と、ワタクシ、すっかり、
家具修復屋さんのようになっておりまして、
頭にペンキつけたまま、娘のお迎えにいったりしてます。

最近のお仕事のひとつは階段でした

子どものころから絵を書くのは好きでしたし、
油絵を習ったりもしましたけど、
なかなか続けられず、でもあとで時間ができたら趣味で
また絵を書こうと思っていたのですが、
うーむ、まあ、筆もって、ペンキもって、
それに近いかな〜、という状態になり、
これもまた、よし、としましょう。

ハワイの初夏というと、6月からはじまる夏休みの前、
学年末や卒業シーズンの忙しさもあります。
娘は6年生の最終学期なので、
いろいろなプロジェクトの仕上げが多く、
時間を計算する感覚がうとい娘はいつも、
時間を忘れて熱心に作業しすぎて、後が大変。

先日は半年かけてした社会科のプロジェクトで
子どもたちが自分たちのなか流れる血、民族性のひとつを
とりあげて、その文化全般のリサーチを行ないました。
16人のクラスメイトが重ならないようにそれぞれ選らび
16の民族がプロジェクトになり、
一般的な概要、地理や歴史などのエッセイからはじまり、
その文化を象徴する言葉でAからZまでの
アルファベットブックを作ったりもしました。
そのなかでも子どもたちが楽しんだのは、
「食」に関するプレゼンテーション。
100%日本人の娘は当然、日本を担当したので、
プレゼンテーションは巻き寿司の作り方でした。

いつもは食べてるだけだった娘が、
作り方をまとめ、プレゼンテーション用のボードを作り、
当日にする作り方のデモンストレーションのために
何回も巻き寿司を作って練習。

娘のアイナは大好きな梅キュー巻きを作成

我が家でも数日、ディナーは巻き寿司の固まりが
テーブルにのぼり、「巻き寿司を上手にきるのは
難しいね〜」「ちゃんと寿司酢をしっかりつけて
巻き寿司を閉じないとね〜」といいながら、
混ぜ寿司にもみえる娘の試作を食べました。

娘といいコンビなのがパートナーのPT、
不動産会社で、プロパティマネージメント、
つまりは差配さんの仕事をし、
平日はぐったりしていますが、
娘の試作寿司にあわせて、休日になると
魚やら、ロブスターやら、貝をとってきてくれます。

スピアフィッシングの記事は
アロハエキスプレス6/20売の私の連載でも紹介

私も先日は久しぶりの穏やかな海にさそわれ、
もぐってきました〜。
海のなかって、やっぱりすごい……、と
海草のなかに魚と一緒に鼻をつっこみ、
さわさわと海草に顔をなでてもらってきました。
冬の間の荒い海のなか大きく育った魚たちをみて、
ちょっと安心をしたりもし、
夏のはじまりをさらに感じた週末でもありました。

みなさんの夏ははじまってますか?
日本の夏ほど風情のある夏はないですよね。
私は今年の夏にいままで考えていたプロジェクトを
始動する予定なので、ちょっと夏が楽しみ。
「起」のあと、「承」「転」のあたりを
踏ん張らないと、「結」ができませんものね。
お互い、がんばりましょう!
















author : jingujiai
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Happy Holidays !

【2012.12.07 Friday 09:46
ビーチサンダルをはいたサンタクロースが飾られ、
椰子の木もクリスマスの飾りをつけてすっかりお粧し、
町角や家々の雰囲気がすっかりホリデーめいてきました。

我が家にも昨日クリスマス・ツリーがやってきて、
さっそくツリーの横に陣取った娘は、本を読みながら、
本物のツリーのあの香りにご満悦。
香りで覚える季節の行事は、日本も同じですよね。


私は十二月前半は、日本向けの仕事が
年末に向けて忙しいのが定番、
子どもたちは学校や習い事がほぼ月の半ばに
終わるので、これまた用事が満載。

特にマウイ島では「ナー・メレ・オ・マウイ」という、
マウイ島の歌をテーマにした、小学校から高校生までが
参加する合唱コンクールがあり、
娘の学校はほぼ例年出場するのですが、
中学生になったばかりの娘、最前列で歌うことになり、
大変はりきっております。


夏のはじめに小学校を卒業し、
小学校卒業祝いと約二ヶ月もある夏休みをかねて、
日本に四回目の一人旅をした娘は、
夏の終わりにすっかり大人顔になって、
中学校生活をスタートしました。

マウイ島は何故かたくさん小学校があるわりに、
中学校が少ないため、どこの中学校もかなり大規模。
娘はクラ・カイアプニというハワイアン・イマージョン
プログラムに所属しているので、一クラスのみ。
クラスメイトも幼稚園からほとんど変わらず、
顔見知りの先生に囲まれ、のほほんとしているのですが、
ランチタイムばかりは、大勢の中学生に囲まれるらしく、
中学校初日はランチを食べそびれて帰ってきました。

どうやら、生徒はすべてバーコード入りの学生証があり、
親が払うランチ費用はすべて生徒のアカウントへ、
ランチを食べるカフェテリアではバーコードをスキャンして
ランチ代を払うというわけです。
娘のいた小学校は彼女たちのハワイ語のクラスと
もうひとつの普通クラスしかない小さな小学校だったため、
バーコードの必要性はなく、アナログ運営でしたから、
学生証、バーコード、スキャン、の三拍子に
すっかり調子がくるったようでした。


思い出してみれば、娘が小学校にあがったとき、
初日に家に帰ってきて言ったのは、
「ランチをベルがなるまでに食べ終わらないと、
ランチを捨てないといけないの!」でした。
私と同様に食べるのが遅く、幼稚園のときは、
遊び時間になっても食べてるのんびり屋だったので、
それは大きなカルチャーショックだったようです。

小学校の初日のときも、中学校の初日のときも、
ランチを食べそこねて、お腹はすいて、
家に帰って少しほっとして、食べそびれの文句言って、
私は急いで娘のお昼ご飯を温めてあげるという、
繰り返しというわけです。

ホリデーのシーズンは忙しくて、の一言を飲み込み、
季節が変わらず巡ることを、感謝したいと思います。

さて今年、いつもと違ったホリデーシーズンの
はじまりがありました。


十二月一日に「レイ・オブ・アロハ」、
私の所属しているフラ・ハーラウの
パーウー・オ・ヒイアカのファンドレイジング
イベントがあったからです。
年に一度のファンドレイジングとして、
半年ほど前から着々と準備が行なわれ、当日は、
フラ、ミュージック、詩の朗読、ギフトショップに加え、
毎年このイベントに場所を貸し出してくださる、
私の大好きなベッド&ブレックファスト、
オールド・ワイルク・イン・アット・ウルポノが
準備をしてくれる食事とデザート。

どんなイベントであったかは、
私が語るよりも、私が招待したゲストからの声を
お伝えしたほうがいいかもしれませんね。

「フラダンサーがテーブルのすぐ横で
いい香りのするレイをまとって踊る、
はじめから終わりまで続いたハワイアン
ミュージック、マウイ島の曲、クリスマスソング
ドン・ブランディングの詩はどれも心に響き、
心のこもった食事はどれもお腹にやさしく、
ギフト・ショップでは手作りの品々が並ぶ、
リリコイ・バター、ハーブで作ったリース、
クリスマス・カード、どれもここでしか買えない。
歴史あるオールド・ワイルク・インの敷地のなかで
まるで時間がとまったかのように、
“もてなし”の心を目で見て、耳で聞き、
ただただ心と体をそのなかに浸したような感覚、
涙がこみあげてばかりで、サングラスが外せなかった」


私が今年六月に引っ越しをしたことは、
このブログにも書いたかと思うのですが、
大家さんのボブとエロイサを招待したのです。
これはボブからのコメント。
70歳のボブと私の両親と同い年のエロイサは、
朝早くから庭のお掃除をはじめる働きものの夫婦。
家で原稿を書く私のために、私の机から見えるところに
花をうえ、部屋に飾る花をかかさず届けてくれて、
庭で野菜や果物を育ててはシェアしてくれる
私たちの毎日を支えてくれている大家さん。

Happy Holidays !
十二月のこのひと月、この言葉が飛び交うことは、
私たちの一年間のいろいろな出来事を、
すべて温かい何かに変えてくれる時間なのかもしれません。


私の大好きだったクム、
アンティ・ケアラは大のホリデー好きでした。
ホリデーの準備は十一月からはじまり、
クリスマスはツリーを五本も飾り付けるほどの懲りよう。
彼女は家族が集まるHappy Holidays を
何よりも大事にした人でした。

「レイ・オブ・アロハ」の前日、
それぞれが身につけるレイを準備をしていたとき、
娘がふとこう言いました。

「プルメリアの花のレイがいいな。
アンティが好きだったでしょ」

その日、私はレイをすでに六本作っていました。
それはミュージシャンのためのレイでしたから、
私と娘の分では、これからというときでした。
夕方になりはじめ、これから花を取りにいくよりは、
家のティ・リーフでいいかなと思いはじめたとき、
娘からのこの言葉。

「そうだね、アンティも一緒に連れて行こう」

車を走らせて、近所をまわると、
プルメリアの花が一番少ないこの時期に、
桜色をした大きなプルメリアの花を咲かす家を発見。
さっそく家のドアをたたくと、家の方が
喜んで花をとらせてくれました。

夜、娘と一緒にプルメリアの花のレイを二本、
プルメリアの花飾りも作り、大満足。
桜色のプルメリアのレイはイベントの当日、
一日中しゃっきりと美しく、甘い匂いを漂わせました。

イベントも終わり、片付けをしているころ、
ハーラウでも指折りのレイ作りの名人で、
当日は一日中クリスマスリースやレイを
作り続けたキャシーが、
「愛のプルメリアのレイとヘア・ピース、
今日一日中すごくきれいでいい匂いだった。
上手に作ったわね」と褒めてくれました。
彼女の作るレイに比べたら、
糸を通すだけのプルメリアのレイはシンプルな作り、
私はすっかりうれしくなってしまいました。
キャシーは、レイの細工だけではなく、
花を選んで摘んだこと、花の美しさを保たせるコツを
生かしたことなどを褒めてくれていたのですから。


誰かに心をこめて、「レイ・オブ・アロハ」、
今年一年間の感謝を伝える十二月に、
できるだけたくさんの人に、物事に、感謝の言葉を
伝えていかなくてはと心に誓う今日でした。
author : jingujiai
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はじまりはいつも善しと信じて

【2012.03.07 Wednesday 09:56
一月、二月などの、一年のはじまりの時期は、
ただでさえ変化が多く、新しいことのはじまる時期。
今年は辰年のせいか、その度合いが強い様子。

実は、私はいつも、一月はできるだけ
ゆっくり動こうとするんです。
気が短いのを特別に治療しようというわけでも、
石橋をたたきながら渡って起こった数々の失敗を
強く反省しているわけでもないのですが、
何となく、様子をみてみたいという気分になり、
一年という時間に自分の力配分をする感覚。
一月は準備をする月、二月は動きはじめる月、
二月生まれの私は、二月こそ事始めの月なり、
と思っているわけです。

ワイヘエのタロ畑の掃除は、ハーラウの活動の事始め

さて、まずはダンサーとしての事始めは、
長い間培ってきたアンティ・ケアラのスタイルではない
スタイルを学ぶことによって、二つのスタイルを
踊り分けることのできる力を身につける、
という挑戦のはじまり。

みなさんもご存知のように、
フラにはカヒコと呼ばれる古典、
アウアナと呼ばれるモダンの二つのスタイルがあります。
これは目に見えて明らかな違いです。

次にいえるのは島ごとの違い、
フラという文化が古代においても、
現代においても島ごとに成長が違うことによって起こる
スタイルの違いですね。

そして、フラ・ハーラウ(フラを学ぶ場所)、
クム・フラ(フラを伝承する師)による違い。

私が長年踊ってきたのはケアラ・クコナ、
アンティ・ケアラのスタイルです。
彼女が天国に旅たった後三年間も、
そのスタイルを守って踊ってきました。

今年、私がはじめたのは、
ホークーラニ・ホルトのスタイル。
アンティ・ケアラと深い友情で結ばれていた
アンティ・ホークー、私にダンサーとして学び続ける機会、
新しい挑戦の場所を与えてくれました。

アンティ・ホークーはマウイ島のクム・フラとして
パーウー・オ・ヒイアカというハーラウを率いるクム。
ハーラウの活動はもとより、
コンペティションの主催や審査、
ワールド・フラ・カンファレンスのような
フラ・コミュニティーの成長を育む行事、
ハワイ語の教育機関の育成、
そして、数々の賞を受賞した舞台「カへキリ」のような
フラ・ドラマの監督としても活躍し、多忙を極めるのに、
娘のアイナの水泳の大会の結果を楽しみにしてくれるような
愛情がいっぱいの人です。

マウイ島ノースショア、ハイクの日曜日

ダンサーとしての挑戦はいままでいろいろありました。
レベルの高い踊りを学ぶとき、様々なコンペティション、
報酬を得てステージで踊る事、毎晩ショウで踊るという事、
体力や怪我、苦手な分野の克服、時間、経済状況……。

今回、二つのスタイルを踊り分けること、
新しい挑戦です!

一月からはじめてみましたが、簡単に言うと、
今まで自分が持っていたものを一回バラバラにし、
新しいものと一緒に二枚の違う布を織る作業ですね。
とっても大変ですし、踊り継ぐ者としての責任も
重いのですけれど、楽しいです。
ダンサーの方で、ブログを読んでくださる方も多いので、
また書いていきたいと思います。

そして、はじめての家探しもしてます!
私のはじめての家はキヘイ、そしてワイルク、
そのときはマウイ島の暮らしはじめて間もなかったので、
娘のお父さんまかせにしていたのですが、
今度はパートナーのPTと一緒に本格的家探し。

まだ数軒して見てませんが、
この島には本当に様々なライフスタイルを持つ人がいて、
家探しのなかの出会い、なんだか勉強になります。
二人でいろいろ考えて話し合う作業も面白いです。

昨日、家を見せてくれたご夫婦とはすっかり意気投合、
結局、地理的な条件や、
自分の部屋がほしいと夢見る娘の気持ちを
大切にするために、家をお借りすることには
ならなかったのですが、新しい友人としての関係が
はじまりそうだったり。

PTから私が学ぶのは建設的な考えとか、計画性とか、
私にないもの。とても、必要であります。(笑)
パートナーとの人間関係を学ぶことって、
私の課題なんですよね。
みなさま、ご教授くださいませ。

魚をとったら、美味しく感謝していただきます!
神様って本当にクリエイティブ!

LOVE、WORK、HEALTH、
PTと私の大切にしている三つ、
ずっと保っていきたいところです。

そして週末はなんと、ハーナイママのジュンコママと、
親友のロビンが、サプライズパーティーを企画してくれてました。
まったく気がつきもせず、大口あんぐり、すっかり驚き、
サプライズパーティーの見本のような大成功。

サプライズを企画したことはあれども、
されたことはなかった私は、39歳で初体験!
驚きとうれしさで、涙がでました。
本当に幸せ者です。

少しずつ春に向かうマウイ島、
クジラの赤ちゃんたちは大きくなり、
ジャンプする姿も圧巻のこのごろ、
これから私は、島の春、初夏の気配を探すつもりです。
そして、季節の便りをお届けしたいと思っていますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

マウイの冬の名物ペアヒもそろそろおしまい
author : jingujiai
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お見送りとお出迎えの境で

【2012.01.01 Sunday 11:00
2011年最後の日がやってきました。

今年は、本当にいろんな出来事がありましたね。
日本は津波、地震、原子力汚染などの災害によって、
むごい傷を今もがんばって癒す日々です。
日本を離れている私にとって、
家族と友人を想う日々が続いたり、
離れていることで、出来ることが限られ、
何だか何をやっても無力な気持ちがしたりもしました。
が、そんなことに負けてはいられませんからね!

マウイ郡庁は、災害にあった日本の方を迎えるために、
非営利団体とともに、渡航費、ホームステイ先の確保
毎日のアクティビティなどを用意し、
日本の方の滞在がビザなしで可能な三ヶ月を限度に
受け入れを現在も続けています。

私は、日本の夏休みであった八月にやってきた
たくさんの子どもたちとは、ハワイ大学マウイ校での
フラのワークショップを通じて楽しい時間を過ごせました。
教える経験の少ない私にとって、娘に手伝ってもらっての
ワークショップは教えることを学ぶ貴重な経験でした。


今年は、たくさん泣いて、強くなった年でした。
うれしい涙も、辛い涙もね。
脚力が鍛えられて、兎みたいに跳ねれるようになったかな。

出会いもあり、別れもありました。

大きな別れは、私たちのハーラウでチャント(詠唱)を
教えてくれていたことのあったアンクル・カレ、
チャールズ・カウプ、
そして、娘の幼なじみで大親友のお父さんであり、
ハワイアンスラックキーギターの名手、
私のお兄さんのような存在であったペケロ・コズマ、
ハーラウのなかでみんなのおじいちゃん的な存在で、
ミュージシャン、マウイ島のラジオ局の名物DJであった、
パパ・ポキ、アレン・ポキパラ、
この三人が、自分の旅立ちの時間を迎え、
この世を去ったこと。

大きな出会いは、これからの人生を共に歩んでくれる
かけがえのないパートナーPTと出会えたこと。

一年の終わりに、2011年を見送りながら、
卯年にどのくらい兎になれたかを確認していると、
間違いなく兎になれたことが発覚!

PTが私につけた愛称はなんと、
「BUNNY(うさぎ)」、
イースターの時期に出会ったため、偶発的についた
この呼び名は、実は彼の子ども時代の愛称でもあるとか。

大晦日の今日、家族と友人とともに、
年越し天ぷらそば&うどんの準備をしながら、
辰年を迎える心構えをしっかり!
来年の目標を娘と二人で書き出してみました。
欲張って掲げたたくさんの目標を読み上げながら、
「要は“龍“らしくいきましょ〜、辰年だからね」
というところに落ち着きました。
虹に願いをこめてね。


忙しい年末年始は大変だけど、
美味しい食事は魅力的、
珍しい仲間も訪ねてきたり……。

空色庵の読者のみなさま、
いつもありがとうございます。

どうか、よい年をお迎えください。
2012年を実のある一年にすることができますよう、
がんばりましょう!

author : jingujiai
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今、どうしていますか?

【2011.04.13 Wednesday 05:48
みなさま、お元気ですか?

元気ですか? 大丈夫ですか? どうしてますか?
気をつけてね、体を大切にね、無理をしないでね、
言葉にこんなに気持ちがこもったことは
いままであったでしょうか?

きっと、あったのでしょうけれど、
ここ一ヶ月ほど、会う人すべてに、知っている人すべてに、
日本にいるすべての人に
想いを馳せたことはなかったでしょう。

今回の地震や津波などの自然災害により、
お亡くなりになられたみなさまに
心からのご冥福をお祈り申し上げます。
そして、ご家族、ご友人のみなさまの心に
少しでも安らぎが訪れますように、
これから、私ができることを
がんばっていきたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

とても長い一ヶ月でした。

ハワイ島のロケから帰り、
みなさんにこのブログで久しぶりのハワイ島の絶景を
ご紹介しようと思っていた矢先でした。

日本や日本に住む家族や友人との物理的な距離について
マウイ島に住み10年以上たった今、
ある程度の心づもりはあり、それはいつもよい効果を
もたらしてくれていました。

しかし、今回ほど、距離を思い知ったことはありません。

どんなに想ってもそこに距離はあり、
物理的な距離が、心の距離を縮めたり、広げたり、
と、日本にいない私が、日本のために出来ることは何か
を、突き詰められた一ヶ月でした。

何もできない自分が情けなく、泣いてみたりもしましたが、
「自分の時間を、自分が今できないことのために
泣いて使うのは無駄なことなんだ。
自分ができないことはたくさんある。
でも、できることだってあるはずだから、
今、何かできることをするといい。
泣いていることだけは時間の無駄だ」

娘と毎晩夕食のときにお祈りをはじめました。
日本にいる誰か、家族でもお友達でも、
知らない誰かでも、誰かのために祈ること。

電気代は月30ドル代の、明らかに電気使用量の少ない
我が家でもさらに節電、そして節水、
もともと無駄使いをしない暮らしに輪をかけました。

毎週末、ファンドレイジングに参加。

ジュンコ・ママとマルコムの企画した
カレーランチのファンドレイジングパーティ
では、
私も娘もJも、ジュンコ・ママとマルコムと一緒に
セッティングからクッキング、掃除、何でもしました。

友人のジュエリー・デザイナーのまりちゃんも
ジュエリーをファンドレイジング用に作っています

みんな日本の赤十字にお金を集めようと必死。
私もつけてます!



まりちゃん、「私、こんなことしかできないから、
でも、どうしても日本の人にがんばってほしいの」
と、話してくれました。
こんなことじゃないよ、すごいよ、です。



マウイ島のあちらこちらで、
日本を応援する活動があります。
今週末はマウイ・アート&カルチュラル・センターで、
マウイ島のミュージシャンでお父さんが日系人の
ナプア・マクアさん、ケアリイ・レイシャルさんなどを中心に
チャリティ・コンサート「ALOHA IAPANA」を行われます。



私もこれからできること、
いま、いろいろ計画中です。

朝、娘といつも朝の会話をしながら、学校へ。

お日さまは偉いねえ、毎日ちゃんと東からあがって、
西に沈むね、それが一日ってすごいね、
一日がちゃんとはじまって、終わることに感謝だね、
だって毎日って大事だよ。

みなさん、一緒にがんばりましょう!

author : jingujiai
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ゆく年、くる年@マウイ島

【2011.01.01 Saturday 10:50
 2010年最後の日になりました。

今年のはじめに友達から、
彼女が禅寺で聞いた干支の話を思いだします。

「丑(うし)年は失(うし)なわれる年、
寅(とら)年は捕(とら)える年」
干支にある動物のように一年は過ぎていくものという観念。

丑年に大きなものを失った私は、
この干支の話に真実味を覚えたものです。

とらえる年、

何を、どのように?



「虎が獲物を捕らえるとき、
彼らはすぐに飛びかかりません。
獲物をじっくりと決め、観察し、準備をし、
獲物との距離をじわじわとつめていきます。
最後の瞬間、虎は勇ましく飛びかかり、
獲物を逃がすことはないでしょう」

虎になる年は、私にとって、失ったものを見つめ、知り尽くし、
同時に自分にあるものを感謝することからはじまりました。

そして、自分を試し、挑み、
獲物とのなる存在や観念と向かい合う……。



寅年の終わりに、

私が虎になったか、という問いに、
私は、確かになったと、答えることができます。

虎になった私は、傷もつきましたが、
獲物を得るためのしなやかさも身につきました。

獲物は、丑年の私よりも大きな私、
自分よりも大きな獲物をくわえた虎は、
傷だらけの隆々たる手足をつかい、悠然と歩きはじめます。

卯年に向かって。



獲物をくわえたままなのか、獲物を食べて身にするのか、
兎のように走る術を求めて、あと数時間後にめぐりくる新しい年を、
待っている私です。

空色庵にいらした皆様に、
新しい一年が、愛する人々に囲まれた、
恵みのある年でありますように、
心からお祈り申し上げます。


大掃除の終わりに、お手伝いの応用か?
子虎たちは大騒ぎ!

author : jingujiai
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「ただいま、帰りました」

【2010.10.07 Thursday 15:49
 大変ご無沙汰しておりました。

空色庵の庵主でありながら、主は何処へ、
数ヶ月のお暇をいただいてしまいました。
みなさま、ごめんなさい。
そしてありがとうございます。

マウイ島にもようやくやってきた秋の気配。
ハワイの人々がマカヒキと呼ぶ、平和と豊穣の季節、
いままでの戦いや労働を休み、動から静へ、
エネルギーの質の転換期ですね。


 マウイ島ホオキパの波も秋の気配です。

やっと、私も空色庵に戻ってこられました。
今日は、いままでの無精のお詫びの気持ちをこめて、
私の居間の掃除をさせてもらい、
庵を取り仕切ってくれている空色庵の住人の部屋に
ご無沙汰の挨拶にと思っています。

私の数ヶ月の成果とは、一言でいうと、
「また初めからやってみよう」の実現でした。

四、五年ほど前からあった違和感に、去年の夏以降、
私なりに取り組み、今年の春から一歩、一歩。
初めからやってみることは、何でも大変です、
歩いたことのない道ですからね。

道を歩く勇気をくれたのは、家族と友人、
 有り難さが心に染みます。


椰子の木の木陰に集まれば…… @Lahaina in Maui

十代、二十代の私だったら、違和感の数秒後には、    
すでに「初めから」に向かっていたのですが、
三十代の私は、違和感に対して長期戦でした。

必然、Things happen for reasons

長期戦も最高でした。


私より私を知ってるときのある長い付き合いの仲間たち in Oahu


さて、「初めから」のはじまりですが、
いまやっと基礎の基礎ができてきた感じです。

その間、家族や友人たちとの絆を
改めて確認するよい機会に恵まれました。

心の距離は物理的な距離を超えるということや、
私のしでかすことを叱咤激励しながら
丸ごと受け止めてくれる関係。

どんなときも、どんな私も愛してくれる
家族と友人のためにも私らしく生きていこうと思ったこと。 
 
愛しいカンケイ、ですね。


ハレアカラの山頂でBeautiful Life祈願


親友の愛息子と恋人の誓い? 私みたいなのに、将来ひっかかるなよ〜

春から夏へと時が巡り、
家族の絆が引き締まった夏の終わりの九月、
(私の家族の意味合いは広いのですが……)
「初めから」の基礎の基礎工事が一段落したのは、
間違いなく愛しい友人たちのおかげでした。

彼らとの付き合いはかれこれ十五年、
変わっても、変わっても、変わっても変わらない部分で
付き合っていくことのできる友人たちです。

食べて、飲んで、喋って、笑って、泣いて、

海で泳いでいても、
山を歩いていても、
空を見上げていても、

都会の喧噪、人混みのなかでも、
美味しい料理とお酒を目の前に大騒ぎしても、
いいオトコ、いいオンナの当世事情があっても、

手を伸ばせばすぐ横にいる友人たちは、
ほかにはない、誰のものでもない、私の宝物です。


あたしたち、今何歳だっけ? @Ulupalakua in Maui

空色庵も、長く、長く、やっていければと思っています。

時間をかけて、変わらない部分を育てて、
いえいえ、ともに成長していければと思うのです。

母になって十年になりました。

自分の親としての年齢が、
目の前の子どもを通じて確認できるのは、面白いです。

それはまるで、書き手がふと、自分の昔の原稿のなかに、
いまと変わらない部分を見つけたときのように、
踊り手が、学びはじめたばかり踊り手たちのなかに、
昔の自分の姿を見たときのように。
目に見えない時間を目に見ることのできる、
そんなことのように思います。

時間をかけて、自分が成長していくなかで、
私の今の目標は、
「自分の後ろ姿を見せられるか?」です。

後ろ姿の美学でしょうかね、ふふふ。

ある日、娘とこんな会話がありました。

「大きくなったら、ママみたいになれるかなぁ」
「どういうこと?」

「ママみたいにきれいで、ママみたいに何でもできて、
ママみたいにママをして、ママみたいに……」

「……、あのさ、ママはそんなに何もできないでしょ、
まあ、一生懸命にやるけどさ、失敗して泣いたりさ、
悩み事をアイナに相談したりさ、
大概は大変だぁって大騒ぎしてるじゃん」

「そうだけど、アイナはママみたいになりたい。
なれるか心配だなぁ。
だってアイナはまだ車の運転もできないし、
アイナのお腹はママみたいに平らじゃないし、
おっぱいだって大きくなるのかなぁ」

「……、あのね、時間がたてばそうなるの。
それにさ、アイナはママなんかかなわないほどの
もっともっと素敵な人になると思うよ。
だってママは、アイナがママより素敵になるように
がんばっているんだもん」

娘はそこでポロリと涙をこぼしました。

そして、こう言いました。
「アイナはママみたいになりたいの。
ママより素敵にならなくていいの。
ただ、本当に、ママみたいになりたいだけなの」

私はその時点でもう目の前が何も見えないほどの涙で、
車の運転なんて危なくてできない状態、
車を止めて、涙をふいて、娘を抱きしめました。

「なるよ、なるよ、ママみたいになるよ」


たくさん食べて大きくなぁれ! @Hanalei in Kau'ai

子どもに言えないことをしない、だけが、
長い間、私の母としての決まり事だったのですが、
娘が成長すれば、母も成長しなくてはなりません。

やってやろうじゃないか、ということで、
その日から、後ろ姿の美学への追求がはじまりました。

そうやって、人は変化していきます。
新しい挑戦があり、「初めから」があり、
それによってつく傷を、固くて丈夫な皮膚にして、
太陽に灼けた砂浜を、ゴツゴツと荒い岩の広原を、
一歩一歩歩いていくのかもしれません。

空色庵は、そんな毎日を癒す場所であり、
そんな旅から帰ってきた日に
「ただいま」をいう場所でありたいと思っています。

「ただいま、帰りました」と。
author : jingujiai
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待ち時間

【2010.02.18 Thursday 04:31

 「待っています」

芸人、職人の家の血が
脈々と受け継がれていることは間違いなし、
とばかりに気が短いワタクシ、
今、ただひたすら、待つことに専念しております。


待つ時間に何をしようかな

大おじいちゃんがちゃぶ台をひっくり返さないように、
大おばあちゃんが煙管を投げないように、
が合言葉だった我が家で、
子ども時代に情緒教育がほどこされたのでしょうか(笑)。

しかし、親方が目に入れても痛くないという孫娘である私は、
大おばあちゃんやおじいちゃんたちの短気に困った覚えはなく、
もっぱら、「おじいちゃんにこう言っておくれ」とか、
「親方は今日どう?」と聞かれるばかりでした。

母には、「あなたはおじいちゃんやお父さんにそっくり、
短気は損気よ、直しなさい」と言われるようになり、
父方の家を強くひいて成長してしまった私ですが、
今は娘に、「ゆっくりやりなさい、じっくり考えればできるから」
と繰り返す母親になったというわけです。

有難いことに、母親になると短気はかなり影をひそめ、
気を長くして物事に取り組むことができるように
なった気がします。(気がするだけ)


子育ては気が長くなるトレーニング?


きっと、少しは、
待つことが楽しめるようになったんですね。

二十代半ば過ぎの働き盛りの私の周りには、
当時誰一人妊婦もおらず、
幼子をかかえたママもいなかったのですが、
いま、三十代半ば過ぎ、母親になって9年、
母になったことは、本当によかったと思います。

恋愛と子育ては、間違いなく、私を成長させてくれますから。

愛することから学ぶことは多いのです……。

さて、前置きが長くなりましたが、

私は今、待っているのです。

携帯電話の音量を最大にして、眠るときも電話は枕元、
ふっふっふ、何を待っていると思いますか?
なんと、赤ちゃんなのですよ〜。

もう、子宮の入り口が3cm開いており、
いつ赤ちゃんが生まれてもおかしくないのです。

私の赤ちゃんと言いたいくらいですが、
残念ながら、私のではなく、
親友でありフラ・シスターであるカウイの赤ちゃん。

「陣痛がはじまったらすぐ連絡するからね」と、
今、陣痛待ちというわけです。

カウイのダンナさまであり、赤ちゃんのパパであるキモは、
仕事先が私たちの住むワイルクよりも離れたところであるため、
子宮が3cm開いたというだけで、「愛に電話して」と大騒ぎ。
のんびりしているのは赤ちゃんと、
三回目の出産となるカウイだけ。


女性に生まれて本当によかった

カウイの二番目の娘、アウリイが生まれたときは、
まだ二歳のなったばかりの一番目の娘のフラリと
生まれたばかりのアウリイを抱えて、カウイと私は、
毎晩ショウで踊っていました。

あまりに赤ちゃんを抱っこしすぎた私、
自分の子どもではないのに、母乳がでてしまったくらい。
乳母体質かもしれません。(笑)

そんな類の体を持つ私がカウイの赤ちゃんを待つ具合、
みなさん、想像できますよね!
もちろん、私の娘のアイナもそわそわしながら学校へ。
「妹が生まれてくる」というわけで、
自分が学校にいるときに生まれたらどうしよう、
と心配なのです。

「待つ」って、……ツライですね。
と、言っている間に、短気が出てこないように、
気分を他のことに集中させないといけません。

たとえば、今週末に企画されたベイビー・シャワー!

ベイビー・シャワーとは、
生まれてくる赤ちゃんとママのためのお祝い、
家族や親しい友人が集まって、楽しく食事をし、
赤ちゃんとママが必要なものを贈ったりするパーティ。

がんばって生んでね、
みんなで赤ちゃんを待っているからね、
というメッセージを送るためです。

足踏みして待つ間に、パーティのテーブルの上に飾る
ディスプレイを作ったり、パーティでするゲームの準備をしたり、
待っている間にできることはいっぱいあります。


カウイのベイビー・シャワーのテーマ・カラーはピンク&ブラウン

愛する気持ちを体のすみずみにいきわたらせながら、
手足を動かし、心を弾ませて、準備を整えること。
そう考えると、待つことも楽しくなってきます。

愛するもののために待つなら、
それはとっておきの愛しい時間。

待つことは、準備をすることかもしれません。

author : jingujiai
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旅ゴコロの満たし方・その1

【2010.01.29 Friday 04:40

マウイ島は世界中の人々に愛される観光地、
コンデナスト・トラベラーなどの名だたる旅行専門誌で
ベスト・アイランド・オブ・ザ・ワールドを受賞し続ける、
タイトル保持者であります。

「マウイ島に住んでいると旅行に行きたくなんてならないでしょ」
「どこで休暇を過ごすの?」
などと言われることも多いもの。

確かに、マウイ島の人々の定番のジョークのひとつとして、
「夏休みどうするの?」
「しっかりバケーションを楽しむつもりだよ!」
「えっ、どこいくの?」
「マウイ島」
「……」
という、ちょっと気が抜ける会話があります。

さて、ワタクシはと云えば、
一般的に人々が訪れることのできるハワイ州の島々、
オアフ島、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島
の6つの島のなかでは間違いなく、
Maui no ka oi !(マウイ・ノ・カ・オイ/マウイ島が一番)と
言い切れるしょう。

で、次はカウアイ島!
なので、私の口癖といえば、
Maui no ka oi ! Kauai is the best !
と相成るわけです。

とはいえ、島間の行き来は、
マウイ島〜モロカイ島・ラナイ島間に船がでている以外、
ほとんどが飛行機での移動ですから、どこぞの大女優のように、
車に乗るがごとく、飛行機に乗るわけにはいきません。

ですから、私のカウアイ・LOVEは今度お話することにしまして、
マウイ島での私の旅ゴコロの満たし方をご紹介しますね。

その一・朝早く、家から離れて、自分時間のことを考えない!

クーラー・ボックスにお水と果物、コーン・チップスと
サルサ・ソースなどなど、お腹を満たせるものを詰め込み、
朝6時に家を出発。


見覚えのある犬?と思う方、正解です。ナナちゃんですよ!

朝ごはんから旅にでるのは一日を長く使えるコツです。

ベーカリーやカフェで恋人や友達と待ち合わせをするのもよし、
朝ごはんを買うか、焼きたてのパンなどを仕入れ、
コーヒーを片手に車を走らせ、朝一番の景色が楽しめるところへ。

今の季節、私がお気に入りなのは、
パイアやハイクの町で朝ごはんを買い、ノースショアの海岸、
もしくは海岸沿いの見晴らしのよい高台で、
プロフェッショナルなサーファーたちの見事な技を眺めること。


波って海のアート!

島の北側はいつも波がいいのですが、
冬の間は、太平洋の北方でおこるモンスーンの影響と、
風向きのおかげで、最高の波が運ばれてくるのです。
時にJAWSのような津波級の波が立ったり、
様々なサーフィンの大会が行われるのもこの時期、
世界中のプロフェッショナルが集まってきているのです。

今年はサーフィンを定期的にやっていこう、と思っている私、
ふっふっふ、まずはイメージ・トレーニング……。
いまだ、イメージのみしかトレーニングされておりませんが、
うーむ、今年こそ、サーフ・ボードにはりつくカメを脱して、
ボードを華麗にあやつるようになるのだ!

さておき、

朝ごはんをパノラマ・ビューのサーフ・シーンとともに終え、
次はハイキングといきますか!

「体を動かせば、心も動く」が信条のワタクシ、
体を動かすのは大好きです。

誰にでも簡単にできる体の動かし方といったら、まずは歩くこと。
マウイ島にはいくつものハイキング・コースがあり、
スニーカーひとつでかなり楽しめます。

ノースショアの方面ですと、
Waikamoi Ridge Loop(ワイカモイ・リッジ・ループ)、
Keanae Arboretum(ケアナエ森林公園)がおすすめ。

ワイカモイの方は、尾根を登る1時間くらいのコース、
尾根からの見晴らしがよく、映画「ジェラシック・パーク」の
ロケにも使われたという崖と、溶岩の流れを感じることのできる
美しい島の輪郭を海の色とともに味わえるのです。


島の北側の表情を堪能! 日本海側でございます〜

初心者ハイカーや家族連れにオススメの理由は、
このコースは尾根を登りきったところに、
ランチが楽しめ、子どもが走り回れる草原があること。
そして、風通しがいいので、蚊が少ないことです。

ケアナエの方は、ハワイの植生が堪能できるコースで
気分はトロピカル・ジャングル・クルーズ!

赤いトーチ・ジンジャーなどに眼を奪われつつも、
私がみなさんにご紹介したいのは、地元の人々がもっとも好む
白やクリーム色の香りの高いジンジャーです。

先日、私のハーナイ・ママであるジュンコ・ママが率いる
フラ・ハーラウ、ナー・プア・リコ・ヴァイ・ホオラの10歳の
女の子が三月に日本で行われるフラ・コンペティションの
トレーニングのためにやってきましたが、
私が彼女に経験してほしかったのは、クリーム色のジンジャー。

‘Awapuhi melemele(アワプヒ・メレメレ)と呼ばれる
芳香を放つこのジンジャーは、たくさんのハワイアン・ソングに
登場して、ミュージシャン、ダンサー、歌を楽しむ人々すべてに
愛されている花です。

ナー・プア・リコ・ヴァイ・ホオラのダンサーのアリサちゃんは、
娘のアイナの日本人の親友、私はジュンコ・ママ、アリサちゃん、
アイナを連れて、アリサちゃんの踊る曲を再現するための
旅の案内人をしてきたばかりです。


アリサちゃん、その顔、忘れないで!

ジュンコ・ママはアリサちゃんに、
この‘Awapuhi melemeleでレイを作ってみてほしい、
と願ってましたから、もちろんやってみましたよ〜。


ジュンコ・ママと一緒にレイを作ったアリサちゃん

車のなかにはいつもレイを作るための道具を潜ませている私。
自然と遊ぶ道具、自然から身を守る道具は、
自然のなかを旅するときの必需品と言えるかもしれません。

朝ごはんを食べ、自然のなかを歩き、お腹がすいたら昼ごはん。

そのあとは、泳ぐのが一番ですね。
水着とタオルをどうぞお忘れなく!


魚釣りの邪魔をしたり……


泳いだり!


海が太陽に温められたころに、海でまどろむと、
日々の生活でくるいがちな体内時計が、
地球の時計と合ってきます。

私にとって、旅の醍醐味とは、土地と鼓動を合わせること。

ベトナムのメコン川で、
エジプトのナイル川で、
ヴェネチアの運河で、

水にはいつもその土地の時間と、人々の息吹が
流れていると思えてならないからです。

旅ゴコロを満たすプランは、まずは胃袋をみたし、
体を動かし、体内時間をセットしなおすところから
はじめて見てくださいね。

author : jingujiai
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冬のお客様

【2009.12.22 Tuesday 14:37

 マウイ島の冬のお客様が続々と到来しております。

先日、日本に行く娘をオアフ島ホノルル空港まで見送りに
行きましたところ、マウイ島もオアフ島も空港は大混雑。
ホノルル空港のJALのチェックイン・カウンターなど、
まるで日本のようでございました〜。

実は、冬のお客様は、世界中から訪れる
観光客のみなさまばかりではありません。

大きいですよ〜。
高さ20メートル以上、速さは時速50キロメートル!


12月7日月曜日、Pe'ahi  photo by Matthew Thayer

JAWSと呼ばれることの多いこの波は、
マウイ島の冬到来を告げる一番手かもしれません。
今年も11月後半、そして12月7日に現われ、
人々の目をくぎづけにしていきました。

このJAWSはマウイ島のノースショア、Pe’ahiの波で、
北カリフォルニアのMarerickやタヒチのTeahupoo、
メキシコなどの南アメリカ大陸のほうでも数箇所ある、
Tow Surfingで挑戦する巨大な波として有名です。



Tow Surfingとは、波に入るときと出るときに、
水上ジェットやヘリコプターなどを使い、
この超巨大な波でサーフィンをしようというもの。
Laird HamiltonやDave Kalamaなどが
このTow Surfingを世界中に有名にしました。
Laird Hamilton, 今回もJAWSにのってますので、
彼のウェブサイトを見てみてください!


12月7日月曜日、Pe'ahi  photo by Ron Dahlquist

日本のプロの方では、唯一、中里尚雄さんが、
サーフィンとウインド・サーフィンの両方で成功しています。

地元のBaldwin High Schoolを卒業した彼は、
世界ランキング5位にまでのぼったプロの生活を一度引退。
しかし、数年後に復帰してさらなる成功を収め、
2003年1月にJAWSにのった数日後
マウイ島でトラックの下敷きになる大きな交通事故にあい、
骨盤の複雑骨折、下半身不随、再起不能を宣告されるなか、
本当に不屈の精神のもと、同じ年の10月に、
このJAWSへの挑戦で再復活した方。

以来、彼が日本に戻ったあともずっと応援しています。
いまは海洋冒険家としても知られていますし、
子ども向けのネイチャー・ワークショップされているんですよ。

女性では、カウアイ島出身の女性プロ・サーファー
Keala KennellyがTahitiで成功していますが、
彼女はBilla Bongの広告で日本でも有名ですね。

私はロング・ボードでジタバタしているくらいの
自分が楽しめる程度のサーフィンしかできないので、
詳しくはないのですが、見ているだけでも楽しいですし、
サーフィンのドキュメンタリー・フィルムを撮影したり、
DJとしても活動しているKeala Kennellyはいつも注目。

あと、雑誌「FIGARO」の撮影以来親しくなったプロ・サーファー、
サーフ・ブランドのRIP CURLのモデルのElise Garrigueも、
かかさずチェックしています!

中里さんとEliseは、仕事をお願いしたこともありますが、
ご本人たち、とても穏やかな方で、
一見、あの尋常ではない波に向かう人のように見えません。
すごいですよ、あの波は、本当に。
津波ですよ、だって……。


海沿いの道が駐車場のように! photo by Amanda Cowan

JAWSとともにアラスカからのお客様もやってきます。
こちらも大きいですよ〜
体重40トン、体長13メートルですから。

Humpback Whale、ザトウクジラです!


in Lahaina

毎年、12月から4月くらいにかけて滞在する彼ら、
アラスカから出産をするために温かいハワイの海へ。
現在、北太平洋地区では1000から1500頭のザトウクジラが
生息しているといわれているのですが、そのうちの6割くらいが
ハワイにやってくるようです。

マウイでは特に南側、比較的、島と島が近いせいでしょうか、
カホオラヴェ島、ラナイ島、モロカイ島などの島々と、
マウイ島の間にたくさんのクジラを見ることができるのです。

アラスカからやってきた妊娠中のクジラのママたちは、
守ってくれる雄クジラたちにエスコートされながら、
海を自由に泳いでいます。そして、出産をし、
一日に500リットルもの母乳を飲む赤ちゃんクジラを育て、
赤ちゃんが十分に大きくなったころ、アラスカに戻っていきます。

戻るときには、また次の赤ちゃんの種をちゃんと植えてから
アラスカに戻ると言われていますから、しっかりしてます。
幸せ家族計画です〜。

このクジラを見るために、ホエール・ウォッチングのツアーが
厳しいルールをしっかり守りながら季節中は開催されますが、
ビーチからも、道沿いからも十分に楽しめますのでご心配なく。
もちろん、道沿いの場合は車を止めてからにしましょうね。


Lahainaに向かうPaliの道沿いから

クジラは最大の哺乳類と言われているほど大きなものですから、
船で近づかなくても、ビーチや道から眺めているだけで
私は十分なのですが、一度、撮影のために小さなゴム・ボートで
クジラに近づいたときには、開いた口がふさがりませんでした。

ツアーなどが使用するエンジンのついている船は、
クジラの100ヤード以内に近づいてはいけないので、
船は大抵レーダーで確認をしながら進みます。
ですから、もしもクジラに近づきたいときは、
エンジンを切って待つというわけです。

私は、撮影のときに、クジラをできるだけ脅かさないように
ゴム・ボートを使ったのですが、この冬のお客様の大きさは
ゴム・ボートの数倍ですからね、感動しますよ〜。

撮影のときも、カメラマンさんが感動のあまり
かなり夢中になっていて、私としてはですね、
カメラマンさんは落ちてもよいけど、
カメラが海に落ちたら困るな〜と、冷や汗でした。(笑)

冬のお客様、とにもかくにも、本当に大きな方ばかり。

あとは、もう一方、私が待ちかねているお客様は、
ハレアカラーの山頂の雪です。

マウイ島に雪?

と思われるかもしれませんが、ハレアカラーは
標高3000メートルの休火山、積もることがあるんですよ。


これは昨年度のもの! 我が家から望遠のカメラで

ハワイの積雪は、ハワイ島のマウナ・ケアなどが有名で、
マウナ・ケア(白い山)に住む雪の女神ポリアフが、
ハワイ島のキラウエア火山に住む女神ペレと戦った話は
フラを踊らない方々でも聞きしに及ぶと思います。

あまり知られていないマウイ島のハレアカラーの
雪の女神の名はリリノエ。

今年はまだお見かけしていませんが、
初日の出を見にハレアカラーにいくとき、
お会いできるとよいのですが!

なんだか島中が、賑わってきました。
やっぱり年の瀬ですものね。

author : jingujiai
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神宮寺 愛
writer & coordinator
(J.U.One Corporation)
'ōlapa(Pā'ū O Hi'iaka)
@ Maui, Hawaii